お預かりした8mmフィルムから、現像液の匂いがしました。
私が小さいころ、先代は、フィルム現像・焼き付けを、夜家の台所でやってました。
ほんのり赤暗い明かりの中、フィルム現像、露光、写真焼き付け。
焼き付けには、現像・停止・定着・水洗・乾燥と、一枚焼くのに手順がいっぱいで大変です。
そんな作業を酸っぱい匂いの中やってました。
焼き付けの時に現像液に浸しますが、じんわり像が出て来たと思ったら、くっきり出てくる過程にすごく感動しました。
手間がすごくかかるけど、感動は大きいです。
今では、急ぎが基本みたいになってるので、機械化され、ほぼ自動で早くできます。
便利になった分、あの像が出てくる感動には出会えないですね・・・。
昔の機械があれば、今でも手焼きできます。時間と手間はかかりますが・・・
酸っぱい匂いに、昔を思い出す、今日でした。
コメント